富田富士也先生講演会

 人は、みんな寂しいんです。
 弱点は、だれでもあるんです。

 みんな、甘えることができないんです。
 人を信じる勇気がないと、人は、人に甘えることができない。
 傷つくリスクを背負ってこそ、癒されるんです。
 トラブル、対立を恐れてはいけません。

 あなたには、還る家がありますか?
 「還る家」とは、そのままでいいんだよと包んでくれるところです。

 高度成長期に、「短時間で、効率よく」が美徳となりましたが、
 それを、家庭に持ち込んでしまったのがよくなかった。
 子どもは、親の人間関係をみて、育ちます。

 人と関わることで、人に共感することができ、そこから、自己肯定感が生まれる。
 今、関係性、共感性が失われ、自己肯定感が育たなくなっています。

 人は 誰でも 何歳になっても
 自分ではどうしようもない不条理な思いを抱くことがあるものです。
 それは 他の人には理解できない その人 固有のものなのです。
 他の人が、「気にしなくていい」と言ってはいけません。
 その人にとっての不条理は、比較できるものではありません。

 不条理なことは、くやしいけど、一旦、受け止めるしかないんです。
 でも、そこで、ぐるぐるまわってしまう。

 苦しみ、悲しみは、その人が背負うしかないんです。
 ただそばに居る ただただ聴く 逃げない。
 自分は、無力だと謙虚に受け止めなければいけない。
 なんとかしようと思ってはいけない。

 「向き合うから 傷つき
  向き合うから 癒され
  向き合うから わかり合える」


                              ~富田富士也先生講演会より


  • 最終更新:2010-12-13 17:51:10

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