甘えた人が自立する

「 甘えない人が 自立するのではなく、甘えた人が自立するのです。」

子供が反抗しだしたということは、それまでにじゅうぶん甘えて、依存して、
安心感をもらったからです。 医者としてはむしろ、10代にまったく反抗しない人のほうが
心配です。(例外もあり)

この大事な時期に十分依存して、安心感をもらってないと・・

20歳を超えてから、爆発的な形で、反抗期が来ることがあります。
たとえば、家庭内暴力、自殺未遂、リストカット、そういう形で表れます。

思春期、この肝心なときに、親に拒否されたり、無視されたりすると、
こどもは、「 親に何を言ってもしかたがない 」と思ってしまいます。

特に、10代の子どもには、敗者復活戦はありません。

いったん、大きく信用を失ったら、もう子どもは親をあてにしなくなります。
そうすると、ほんとうに困ったときにも、親に相談してこなくなります。

              (  10代からの子育てハッピーアドバイスより)


思春期は多感な時期。それぞれの家庭にそれぞれの問題は皆あるもの。
その時期に、特に、何の症状もなく、不登校や暴力と言った現象もなく、
そのまま大人になった人。成人して、結婚して、30代で新居を構えたその先に・・・

不安神経症から自傷行為・破壊行動を起こし、周りを凍りつかせる。
同じように、犯人探しを始める家族。 
ただただ、起因はあっても、そこには原因はない。
「 因 」は、目に見えないところにあるからだ。

おそらく誰しもが、「不登校」なら「不登校」の「治療」をしようとする。
         「自傷行為」ならその「対応」を学ぶところまでは頑張れる。

わたしが実際お会いした人は、上の治療方法や対応を学ぶ。
だけど、実際よくなっていく人たちは、

「 子育てのやり直し 」をすることが一番だということを知る。
それは 決して、しつけのやりなおしだとか、という馬鹿げたことではない。

いくつになっても、親は子供を無条件に愛する、その確信があって始めて、
治療や対応の仕方で 効果が出るものだと思い知らされる。

子育てのやり直し。

たくさん甘えさせる。たくさん聞いてやる。共感してやる。

受け止め、受け流し、心を寄り添うこと。

そういう 子育てのやり直しを 母親自身が気づいたときは、すでに、
スタート地点から随分先に前進していることなのだと思う。

対応や治療という形がよくて、良くなっていくケースもある。
しかし、「根っこ」である、親からの「愛の確信」がこどもに伝わってない場合、
いずれまた、どこかで、違う形で、問題が起こることが多いように

                                    てのひらの智慧より

  • 最終更新:2008-12-03 09:50:00

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